糖尿病の原因
糖尿病になる原因は色々考えられています。
糖尿病は、多くの因子が複数に絡み合って発症します。
糖尿病は、大別すると3種類ありますが、その原因は型よって異なっています。
【1型糖尿病】
【2型糖尿病】
【妊娠糖尿病】
糖尿病の原因を考える時は、この型別に考える必要があります。
【1型糖尿病】
1型糖尿病は、民族的に白人に多く、しかもある地域に片寄っています。
日本での発症率は、年10万人あたり1~2人と低いです。
また、年齢に関係なく発症し、半数以上は20歳以下での発症です。
1型糖尿病は、本来自分の身体を外的から守る免疫系が、インスリンを分泌する
すい臓のベータ細胞を異物と判断して、誤って破壊することで発症します。
正確な原因は、現在のところわかっていません。
ただ、遺伝、自己抗体、ウィルス、食品(離乳食を始めるタイミング)等ではないか
と推測されています。
【2型糖尿病】
2型糖尿病は、インスリンが十分に分泌できない、またはインスリンはあるけど、
十分に作用しないことで発症する糖尿病で、日本人の多くはこのタイプにあては
まります。その原因は、1型糖尿病とは別です。
2型糖尿病は、年齢や生活様式(運動不足、肥満)が引き金になっているようです。
遺伝との関連がとても強く、加齢がリスクを高めます。多くは、50歳以上に見られ、
肥満気味又はかつて太っていたことがある人に見られます。
【妊娠糖尿病】
妊娠糖尿病は、妊娠によるホルモン変化、遺伝、肥満が原因ではないかという説
が有力です。
発育する胎児に栄養を供給する胎盤は、色々なホルモンを多量に分泌します。
これらは、胎児にとっては必要ですが、母体のインスリン抵抗を高めてしまう為、
インスリンの分泌機能を弱めてしまい、その結果血糖が高くなります。
遺伝的には、2型糖尿病と同じではないかと考えられています。
糖尿病を治療する為には、まず初めに、原因を理解しておく大切です。
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