糖尿病治療に期待!インスリンに効果減のたんぱく質発見。
今年初めに、糖尿病に関する画期的な研究成果が公表されました。
この研究成果は、1月3日付けのアメリカ科学誌「セル・メタボリズム電子版」で
発表されました。
神戸大学と島津製作所などの研究チームが、血糖値を調整するホルモン「インスリン」
が効かなくなる、たんぱく質を発見しました。
インスリンが効きにくい状態をインスリン抵抗性と呼ばれます。
この症状は、「2型糖尿病」の患者に多く見られるそうです。
ちなみに、
2型糖尿病は、年齢や生活様式(運動不足、肥満)が引き金になっていて、
日本人に多いタイプです。
研究チームは、生体内で働くたんぱく質をつぶさに調べて、インスリン抵抗性と関連が
あるたんぱく質を絞り込むことに成功しました。
マウスでの実験では、このたんばく質を作れない状態にしたマウスは、高脂肪の食事を
与えても、肥満にはならず、インスリン抵抗性を示さなかったそうです。
また、
このたんぱく質を、正常なマウスに注入すると、肥満でなくても、インスリン抵抗性の
症状を示したそうです。
このたんぱく質は、ヒトの体内にもあり、炎症やけがを早く治す役割があります。
このたんぱく質は、糖尿病の治療に、とても役立つかもしれません。
たとえば、インスリン抵抗性を簡単に診断できますし、また、糖尿病の治療薬
にもなる可能性もあります。
今後、神戸大学と島津製作所などの研究チームの、今後の研究に期待したいところです。
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